U-Next の〝見どころ〟から、アニメ担当の人の素性を探ってみた件
どうも、ヒップホップの教師です
先日、僕は〝U-Next〟という有料動画サービスサイトに登録しました。
無限とも思えるような僕の暇な日々に彩りができました。
見放題というのは素晴らしいことですね。
さて、このようなサイトにはその動画を紹介するページがあるのをご存知でしょうか
画像のようなページですね。
この紹介ページにはだいたい、〝見どころ〟と〝ストーリー〟の二つの欄があります
読んで字のごとく、〝ストーリー〟には物語のあらすじが書いてありますが、
この〝見どころ〟というのがなんとも厄介なんですよね。
その〝見どころ〟に書いてあることは差しさわりのない内容がほとんどで
実際書いてある内容は〝ストーリー〟とさして大差はなく、
その差は「〝見どころ〟の方がページの筆者の主観で語られる」という程度です。
正直、この〝見どころ〟に対して
「この作品は神作品なのに、お前はこの作品をわかってねえ!!」
と思っているオタクも多いことかと思います。
主観的な文というものはどう隠そうと頑張っても
文の端々にその人の人となりが表れてしまうものです。
それにアニメについて任せられる程なので、〝見どころ〟を書いている人がオタクであるということは少なからず間違いないでしょう。
なので今回はこの〝見どころ〟に焦点を当て、
「〝見どころ〟が主観的である」という性質を用い、
U-Nextのアニメ分野を担当し〝見どころ〟を書いている人が
いったいどのようなオタクなのかを推測してみたいと思います。
1,推測における前提条件
まず一つ目の条件が
「U-Nextにおいてアニメ分野の〝見どころ〟を書いている人は一人であると仮定する」
この過程がないと今回の検証は成り立ちませんね。
二つ目の条件が、
〝見どころ〟は僕独自の解釈で
(1)内容を知る者によって、U-Next独自に書かれているもの
(2)公式ページ等からコピー&ペーストされているもの
(3)そもそも〝見どころ〟の欄がない or 紹介する気が極端にないもの
の三つに大きく分けることができ、さらに(1)の中でも
①主観的な意見が含まれているもの
②あらすじの情報がただ書かれているもの
の2つに分けることができ、
「今回の検証では基本的に(1)の中の①をデータとして用いる」
これも正しいデータをとるために当たり前のことですね。
・ (2)の例
すがすがしいほどのコピペですね。公式サイトに同じ文が載っています。
・(3)の例
え??それだけ??〝見どころ〟とは…
・②の例
いや、〝見どころ〟も〝ストーリー〟も一緒じゃん!
・①の例
確かに〝見どころ〟が書いてある
三つ目の条件が
「データは基本的に過去17年間のアニメのものとする」
過去17年というと2000年以降に当たりますね。
2000年というと『攻殻機動隊S.A.C』があっていた年と言うとオタクの皆さんは分かりやすいでしょうか。
「2002年ごろというのがアニメが飛躍的に発展し、ビジュアルノベルゲームからアニメにオタク文化のメインフィールドという地位を代わった時期だから」
というのがこの15年間という設定の理由の表向きの建前です。
ほんとうの理由は「そのくらいでもう精神的にきつかったから」です。
現在U-Nextには2800超のアニメが商品として公開されているので、
過去15年間というと、約1500個の〝見どころ〟を一つ一つ検証したことになります。
ああ、何もかもみな懐かしい……
これら3つの前提条件のもとで推測していこうと思います。
なんだか文章がかたくなってしまいましたね。
次の章からはいつも通りやわらかい文で書きます。
2,データの読み取り
1500ほどのデータの中で、前項の(1)にあたる「内容を知る者によって、U-Next独自に書かれているもの」に該当するものは全体の8割ほどでした。
思ったよりも多いですね。特に2010年代以降のいわゆる「テン年代アニメ」においてはほとんど全ての〝見どころ〟がコピペではないしっかりとしたものでした。
まあ昔の作品ほど見られる機会は自然と少なくなるものなので当然の傾向と言えますね。
『ポケモン』や『アンパンマン』にまで本編を見てないと書けないようなしっかりとした〝見どころ〟が書かれていたのは驚きでした。
でも『ハローキティ』シリーズには手抜きが見られました。
『アンパンマン』と『ハローキティ』との間にいったい何の違いがあるというのでしょうか…
〝見どころ〟と〝ストーリー〟が「…」を除いて全く一緒です。
むしろなぜそこだけ変えたのでしょうか。
なぜ『アンパンマン』の見どころが書けて『ハローキティ』の見どころは書けなかったのか……
悔やまれるばかりです。
3,仮説と検証
約3000あるアニメの大半に本編を知らないと書けないような〝見どころ〟が書かれていることを鑑みると、〝見どころ〟の筆者は少なくとも見たアニメの数に関しては
「かなりのオタクである」と言えます。
ここからは〝見どころ〟の筆者について、〝見どころ〟を見ていく中で挙がった仮定を証拠となる〝見どころ〟とともに検証していくことによって、
「〝見どころ〟の筆者が具体的にどのようなオタクなのか」
を推測していこうとおもいます。
1、アニメの制作陣についても知識の深いオタクである
先の文をさらに補完する内容なりますが〝見どころ〟において制作陣について触れられる機会がとても多いんです。もしかしたら
「書くことが無いときに、制作陣の名前を出して文字を埋めている。」
という可能性もありますが、そんな時こそコピペをすればいいですし、
やはりそれは少なからず〝アニメ制作への知識〟が無いとできないことなので賞賛に値するとおもいます。
具体的な例を挙げると、
小さくかつ大量の菌たちを描いたのはCG制作会社・白組。実写と3DCGの融合で描かれたOP映像は「STAND BY ME ドラえもん」の山崎貴監督が担当している。
普通の女子高生が【ろこどる】やってみた。
見どころはなんといっても、等身大の女子校生たちが過ごす、ごく普通の日常。そのリアリティあふれる姿は、シリーズ構成を務めた女性脚本家・綾奈ゆにこによる力が大きい。
パプリカ
「PREFECT BLUE」「千年女優」など、ハイクオリティかつ奥深い作品を生み出した今敏監督。46歳という若さでこの世を去った彼が最後に手掛けた長編映画だ。
主人公と個性的ヒロインとの賑やかな日常を描く学園ラブコメ。下ネタやコメディパートが多い一方、制作時に涙するスタッフが続出したというキャラ描写にも注目。
『もやしもん』の見どころのように制作会社や監督、声優についての説明ができるオタクは数多くいるでしょう。
ですが、『ろこどる』のように脚本家の説明までできるオタクとなるとそれなりに数は絞られてくるのではないでしょうか。きのこと虚淵はなしで。
『パプリカ』においてはその知識だけでなく、アニメをクリエイターによる一つの
〝作品〟としてとらえているそのアニメに対する真摯な姿勢が見て取れます。
『グリザイア』のそれにおいてはもはや、確実に制作のインタビュー記事かアニメ誌を見ていないと知らないような話ですね。
「アニメの制作陣についても知識の深いオタクである」
という仮定は真であることは確からしい、という感じですね。
2、女性のオタクである
これは見どころの筆者が「キュンキュン」や「キラキラ」といった女性が使いやすそうなカタカナ語を多く使うことから思いついた仮定である。
榎田ユウリの人気小説をアニメ化。歌舞伎を題材にした高校生たちの青春模様がキラキラして眩しすぎる。多数の歌舞伎劇場を擁する松竹・演劇本部が監修を務める本格派作品。
やんちゃでイケメンな王子たちに施す教育課程を描いた王室コメディ。4人の王子に先生も真摯に向かい合い、共に学びながら成長していく姿に胸がキュンキュンしてしまう。
とらどら
シリーズ累計300万部の大人気ライトノベルを原作とするラブコメディ。キュンとして悶える恋愛要素に加え、家族との葛藤を抱えるキャラの心理描写も見どころ。
ヘタリア World Serirs
1話約4分と、気軽に見られる人気シリーズ。期間限定配信だったハロウィン回などのエクストラエピソードは見逃していた人も多いのでは?全話しっかりチェックしよう!
お分かりいただけるでしょうか、このどことなく女性が書いていそうな文章の表現。
皆さんはあまりピンとこないかもしれないですが、1500個も〝見どころ〟を見た僕からすると、これらの〝見どころ〟はかなりノリノリで書いてあります。
〝イケメン〟への反応は良好です。
また、『ヘタリア』は言わずと知れた女性を中心に人気な作品。
そんな『ヘタリア』を「全部見ててとうぜんだよね??」と言わんばかりのこの口調
これは見どころの筆者が女性であることはかなりかたいのではないでしょうか。
イケメン好きであることも同様に確からしいですね。
そうなるとおのずと「BLは好きなのかな?」と憶測が生まれますが、
ユーリ!!!on ICE
漫画家・久保ミツロウ×「ミツコとハッチン」などで知られる山本沙代監督が送る男子フィギュアスケートアニメ。選手経験をもつ振付師が担当する華麗な動きにも注目。
赤塚不二夫生誕80周年という記念の年に、TVアニメ「おそ松さん」としてよみがえる伝説的作品。その約束された問題作が、今再び幕を開ける!
「影」の黒子と、「光」の火神。ふたりは互いの力に支えられながら、ライバルたちに挑む!
すいません僕は女性の好きなアニメは全然詳しくない上に、BLで人気な作品はもっと分からないのでこんな有名作品しか挙げることができませんでした……
でも少なくともこれらの作品には全然興味を示していない感じがしますね。
これらがあまりにもストライクゾーンから離れていたり、これらはあまりに有名なので
「あえて人気作はスルー」という〝逆張りオタク〟の可能性もありますが、
先の『とらどら』 のように異性間の恋愛作品において良い反応を示していることから
〝ノンケ〟である可能性が高そうですね。
よって「女性かつ異性愛者である」と推測しました。
3、ロボットものにはそれほど興味はなし
オタクに見ているアニメといえば美少女が出てくるアニメともう一つ、
ロボットものというのが思いつきますよね。
それがについてはどうなのかと見てみると、
新世代のための叙事詩が今、始まる。
機動戦士ガンダムSEED HDリマスター版
「ガンダム」シリーズの原点になったTVシリーズ第1弾。
装甲騎士ボトムズ
どこか人間性の欠落した主人公、使い捨ての消耗品として描かれるロボット兵器……本作品は、多くのロボットアニメとも異なる構造を持つ、リアルロボットアニメ。
21世紀ロボットの代表として『エウレカ』、『SEED』を
そして言わずと知れた宇宙世紀シリーズとして『機動戦士ガンダム』を挙げています。
基本的にガンダムは他の作品もコピペばかりでした。
ビジュアル系のロボットやリアル系ロボットは特に好きというわけではなさそうですね。
昭和のスーパーロボット系はまずサイト内で公開が無かったので判断ができませんでした。
でもボトムズに関しては主観的に褒めているので、
「昔ながらのロボット系が好きだが、一般にも有名なガンダムはあえて外す〝逆張りオタク〟」
という可能性が除外できないすね。
〝逆張り〟はオタクのサガなので仕方がないです。
まあとにかく全体的な傾向としてロボットものはコピペが多かったので、
不確定要素は多いですが
「ロボットものにはそれほど興味はなし」
と推測しました。
4、プリキュアオールドファンである
正直ここらへんになてくると手詰まりになってきていました。
でもそんな時見つけたのがこれ。
とにかくまずはこれを見てもらいたい。
キーワード「プリンセス」にテーマを「夢」に設定して制作されたシリーズ。全寮制というこれまでにない設定で展開するストーリーは、オールドファンにも新鮮なものだった。
どう見てもこれは
「自分は〝プリキュアオールドファン〟である!」
と言っているようではないですか。
念のため他のプリキュアシリーズをかくにんしてみましょう。
2004年の開始以来、毎年新作が放送されるキッズ向け人気シリーズの記念すべき第1作目。武器も魔法も使わずがんばる二人組の変身ヒロイン、プリキュアの活躍を描く。
YES!プリキュア5
主人公が戦隊作品を彷彿とする5人組となったシリーズ第4弾。個性豊かな5人それぞれに焦点が当てられ物語・アクション共に高い評価を得、人気シリーズとしての礎を築いた。
いや、あんためっちゃプリキュア好きですやん(笑)
必要なさそうなのでほかのプリキュアの〝見どころ〟ついては出さないですが、
総じてかなり褒めてあるます。
これはどう見てもプリキュアオールドファンでしょう。
「女性である」という予想と合わせて、
「結婚してお子さんがいる」という可能性も出てきましたね。
5、現在歳は30代中盤である
ここらへんになってくると本当に「刑事の感」といった感じになってきます。
僕は刑事ではなく無職なので「無職の感」ですね。
まずはこれを見てもらいたいです。
製作当時はまだ普及していなかった「ネット端末」。スマホの登場で誰でも気軽にネットを利用できる環境となった現在視聴すると、その未来予想の的確さに感動を覚える。
暴走する鉄雄と、鉄雄を取り戻そうとする金田の戦いが始まった!
二つとも同年1998年の言わずと知れたアニメ史に名を遺すほどの名作中の名作ですね。
注目してもらいたいのは『lain』の〝見どころ〟の「現在視聴すると~感動を覚える」の部分。
これはかすかだがこの筆者が当時ではなく後々になって見たと解釈もできる。
当時に見ていて感動を覚えたのなら、もっと違った〝見どころ〟を書いてもいいだろうと思うんですよね。
それにアニメは大人も見て当然だと初めて世間に認識させたと言っても過言ではないあの『AKIRA』にまさかのコピペ。
もしかしたら
「我々オタクが『AKIRA』についてとやかく言うのは恐れ多い」としてのことかもしれないが、僕は多分当時に見ては無いのだろうと予測します。
よってこの〝見どころ〟の筆者は1998年時点ではあまりアニメは見ていなかったと推測します。
また、どうもこの〝見どころ〟筆者はKEY作品、TYPE-MOON作品、京アニ作品が好きなようです。
「AIR」「Kanon」と、数々の名作を生み出したkeyの美少女ゲームを、京都アニメーションが映像化。Keyと京アニという、定番にして最強の布陣に注目。
真月譚 月姫
同人ゲームを原作としつつ、膨大な設定から一部アレンジするなどして映像化した伝奇作品。声優陣に、当時はまだ若手だった生天目仁美、伊藤静などが起用されている。
「定番にして最強の布陣」と言うほどなのでよっぽど好きなのでしょう。
プリキュア好きと相まって、「美少女好き」というのが見て取れますね。
ヘタリヤも好きなので可愛いキャラが好きということかもしれません。
それに2003年の月姫において、当時の声優業界を理解している風な口ぶり。
ぼくはこれは2003年にはすでに筆者はアニメをよく見るようになっていたのではないかと推測します。
これらから、見どころ筆者は1998年から2003年の間にアニメを見るようになったと推測できます。
1990年代後半がビジュアルノベルゲーム最盛期だったことも含め、
この見どころ筆者は2000年ごろオタク活動を始めたのではないでしょうか。
これも僕の勝手な持論ですが、
「〝オタク〟という自分の趣味を見つける時期は10代後半に多い」
と思っています。
思春期特有の自我の芽生えですね。
それに社会人になった後だと時価的余裕などの問題で新しい趣味を始めづらいという点もあります。
とにかくこうして
「2000年ごろ10代後半でオタクをし始めた」
と考えると
「現在30年代中盤である」
と推測できます。
もうほんとに推測の上の推測ですね。まさに空論。
4,結論
3章の5つの推測をまとめると、
「U-Nextの〝見どころ〟の筆者は、プリキュアールドファンで可愛いキャラが好きなノンケの30代中盤女性オタク」
という結果になりました。
〝見どころ〟の筆者のそのアニメに対する
シベリアより広い知識とバイカル湖よりも深い思いに驚き、感服でしたね……
1日かければ書き終わるかと思っていたこの記事も、気づけば書き始めて4日目です。
最初にも述べた通りオタクの皆さんはこの〝見どころ〟に対して
「お前全然この作品わかってねーよ」や、
「好きでもねー奴が〝見どころ〟語るな」
と思ったりしてしまうことがあると思います。
ですが、よく考えるとその〝見どころ〟を書いている人も一人のオタクであり、
好き嫌いによってクオリティが変わったり、自分と違う意見になってしまうことなど当たり前のことなんですよね…
オタク同士で解釈が食い違うことなど日常茶飯事ではないですか。
それに今回の記事で分かった通り、この〝見どころ〟の筆者は筋金入りのオタクです。
仲間の仕事ぶりを温かく見守ろうではありませんか。
「何の意味もないけど、それはきっと、きっとすごく楽しいよ……」
皆さんも好きなアニメの〝見どころ〟を見てみると思ったより楽しいかもしれませんね。
1日中することのない僕は4日も暇をつぶすことができました。
今回の答え合わせをすることはきっと今までもこれからも無いです。
終わりです。