FLCL2とPVの話
どうも、ヒップホップの教師です
今回は前置き無しにまずこれを3回見てもらいたいです。
大事なことですからね。
ついに3月に制作決定が発表された『FLCL2』のPVが出ましたね。
と言うか3月は2クールアニメだと言っていたはずなのですが……
いつの間にか2つに分割されて劇場アニメになっています
「FLCLといえばGAINAX」といったイメージが強いですが、
今回の制作は当時一緒に作っていたI.Gですね。
I.Gと言えば言わずもがな泣く子も黙るアニメ制作会社の雄ですが
GAINAXの前ではかすんで見えてしまうのはなんというか……
でもGAINAXの現状を考えるとI.Gでの制作は順当な選択ですね
彼の鶴巻監督は今回はスーパーバイザーとしての参加らしいですが
最近の流行をくんで『総監督』でもよかったのではないでしょうか。
まあ冗談です。
ちなみにGAINAX繋がりで言うと僕はあの『ダンタリアンの書架』のOPが好きでした
全くCDを売ることを考えていないこのOP選曲、好きですね。
まるで人形のような儚げな少女の胸元に強引に手をグリグリッと突っ込むキメシーンは何度見ても官能的で良いです。
中世を思わせる独特の雰囲気と言えば『被弾のアリア』のOPの冒頭部分も好きでしたね。
緋弾のアリア OP「Scarlet Ballest」 full
残念ながら実際のOP動画はないです。
ぜひ本編をレンタルして見てください。
これを見た当時まだ小学生だった僕は中世風の大きな時計塔に強いあこがれを持ち
その後高校では時計塔見たさで英語苦手なのにイギリスのサマースクールに参加したのはここだけの話です。
「アニメの聖地見に行きたいからイギリス行かせて」なんて言えませんからね。
みそ汁は持っていきませんでしたがきんいろモザイクは持っていきました。
ちなみに当時撮ったアリアのOPにやや似てる時計塔です
手前に写ってるのは僕の友達とその他大勢です
オタクなのでどうあがいても時計塔にときめいてしまいます…
ちなみに確か当時アリアの“裏番”では魔術師が時計塔に集まるという設定の膨大人気シリーズのZEROのアニメがやっていました。
まあ人気を考えるとどちらかと言うとアリアのほうが“裏番”ですね…
話がそれていつの間にか気持ち悪い自分語りになってしまいましね
オタクなのでFLCL2のPVの衝撃に思わず自分の半生を振り返ってしまいました。
話をPVに戻します。
言わずもがな良い画ですね。
00年っぽいです。
「マバセ?」
おっとどこかで見たことのあるヘッドホンが…
今作の主人公は女の子の方みたいなので『FLCLヒロインはメンヘラ法則』でもたちそうな感じですね
ちなみに僕は前作『FLCL』では委員長が好きだったのでもちろん今回のヒロインはとてもタイプです。
この新ヒロインは「特別なことなんて起きない」と日々思ってるという設定なのですが
天邪鬼に否定はしながらも「特別」にこだわってしまうところがFLCLっぽさが出てますね。
ちなみに僕がFLCLで一番好きなシーンです。
内心で『本物』に成りたがっていた委員長が「ダテよ」と言って『偽物』を許容するこのシーンは、まさに“少し大人になる”感じでとてもかっこいいです。
単純にしぐさもとてもかっこいい。
初めて見たときはこんなかっこいいしぐさを思いつける発想がズルいと思ってしまいました。嫉妬ですね。
今回は舞台はマバセではないみたいですね
もしまだ鶴巻監督のvespaが健在ならまた今度のEDでその姿を見れるのでしょうか…
「あ、ほんとにFLCL続編出るんだ……」
最後のカットにしてやっと実感しますね。
むしろハル子さえいてくれればFLCLだと思う僕らの心理はお見通しだぞと言わんばかりのこのカット配置。
僕は最後のこのカットを見たときにブログを書くことを決めました。
こうして見終わるとたった10数カットの1分にも満たない短いPVでしたね。
それでも“FLCLの続編”ということを少しですが実感できたPVだったと思います。
まさに「ほら、マジで作ってるからお前ら黙って待っとくよ」と言わんばかりです。
惚れそう。
FLCLの頃のアニメと言うと“アニメが僕らに合わせる”のではなく
“僕らがアニメに合わせる”のが主流の時代でしたね。
そういう意味でもI.Gは適役かもしれません
僕は自分勝手な女の子が好きなのでアニメに振り回されれるのも嫌じゃないです
→それは話が違う
でもそうみると新ヒロインはFLCLが僕らに側に合わせた結果のような気もします。
近年のオタクはやはり“昔”の作品は良いものと考えがちだし実際僕もそう考えるのですが、よく考えると音楽なんかでは“70年代”“80年代”と言って区切ることを踏まえればまだ20年そこらしかない大人向け(?)アニメの歴史において“昔”と“今”の2つの区分しか無いから、最近のものではないものを“昔”言いがちなのかもしれませんね。
もちろんオタクはより古参には頭が上がらない生き物なので、古参ブりたいという心理もあります。醜いですがオタクの性なのです。
さあ新しいFLCL2は“昔”のアニメのままでしょうか。
それともFLCLとしての骨格は残しながらも“今”のアニメ風に対応し変化があるでしょうか。
こう言うとなんだか変わらないことを願ってしまいがちですが、変わらないことを望むのは気休め程度に安心したいだけで、それでは生物として終わってますね。
とにかくほんとうにFLCLを作ってるみたいなので今は単純に楽しみに待ちましょう。
僕たちオタクに関しては、薄い本を買うためだけに年末を潰し世間を捨てて何時間も待つのから、『エヴァ』『H×H』にかけては数年単位で待っていて、もはや“待つ”ことは得意分野ですからね。
だてに人生を“愛”に全振りしてるだけのことはあります。
*その“愛”は違う
とにかくこのとてもウキウキした気持ちを誰かに伝えたくてこの記事を書きました。
なんて言ったってこんなことを話す友達がいませんからね。
もしかしたら僕のするべきことは待つことの前に来年FLCL2の話を一緒にできる友達を作ることなのかもしれません……
このブログ自体そんなまだ見ぬ誰かのために書いている節がありますしね。
まあだからって特にすることはないのでこのブログを書き終わったら今夜もゲームでもして寝ます。
終わりです。